2017年9月19日 (火)

新・空気の研究85

1万6000トンの使用済み核燃料をどうするのだろうか。
福島第一原発のメルトダウンした核燃料棒を本当に取りだせるのか。
政治家はいい顔をして、必ず取り出すという計画を出している。
が、仮に取り出したとしても、どこが燃料デブリを引き受けてくれるのだろうか。
フィンランドのオンカロは、10万年単位で使用済み核燃料を地中深く閉じ込めているが、
日本では計画だけで、どこが受け入れてくれるのかまったく決まっていない。
にもかかわらず、核燃サイクル事業は生き続けている。

Img_0607

政治家や御用学者、電力会社などいろんな人たちが忖度という病に陥っているから、まともな議論ができない。
道徳的にも、経済的にも、感情的にも、成り立たないことはわかっているのに、
まっとうな議論もせず、「原発は必要」という路線ありきで思考停止している。
そして、儲かるということだけに注目しているように思えてならない。

|

2017年9月18日 (月)

必要なのは対話

北朝鮮がまたミサイルの発射実験を行った。
アメリカのミサイルは10万発、北朝鮮にはノドン300発。
圧倒的な差があることは間違いない。
しかし、数の問題でないのだ。
300発のミサイルを使えば、韓国と日本にはかなりの被害が出る。
1964年に中国が核実験に成功した後、1972年に中国とアメリカは国交を結んだ。
核やミサイルの問題だけで話し合いをするのは難しい。
国交正常化と経済協力をしていくことが大事だ。
そして、北朝鮮の国民が気づき、国民自身が国の在り方を変えていくしかない。
アメリカを中心にした有志連合がフセインを倒したが、それがイラクや世界にとってよかったのか。

Img_6720

結局は、テロリストを増やすというマイナスのほうが上回ってしまった。
ISが制圧したモスルは解放されたが、テロリストがゼロになったわけではない。
地下に潜って、これから世界中でとんでもないことを起こしていくだろう。
リビアのカダフィも、死後、国が治まらなくなった。
シリアもまったくそうだ。
外国が手をつっこんでいいことなどない。
北朝鮮では20年くらいかかるかもしれないが、その国の国民が政権を変えること。
これが一番被害を小さくすることだと思う。
いま必要なのは対話だ。

|

2017年9月17日 (日)

軽やかで熱く

セイジ・オザワ松本フェスティバルに行ってきた。
ピアニストの内田光子と、サイトウ・キネン・オーケストラが共演した。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調では、小澤征爾が指揮。
内田光子のピアノは、情感たっぷり。
軽やかで熱く、これぞベートーヴェンと思わせるようなピアノだった。

Img_7822_3

Img_7821_4


サイトウ・キネン・オーケストラが内田のピアノを包み込むように、ときには火花が散る、演奏家同士の戦いとなり、それを小澤征爾がやさしく美しいコンチェルトにまとめ上げていた。

やはり小澤征爾はすごい。
スタンディングオベーションがずっと続いた。

|

«負けたほうから見る