2015年8月31日 (月)

紛争地に音楽を

先日、松本市四賀でのコンサートで、福島県郡山の子どもたちとや松本の音楽家たちと交流したコソボフィルハーモニー交響楽団の首席指揮者・柳澤寿男さん。
彼は、民族浄化やレイプなどが横行したコソボ紛争の地で、
音楽の力で、分断された民族同士を一つにまとめあげ、憎しみや暴力を食い止めようとしてきた。
旧ユーゴ6カ国の音楽家たちに声をかけ、バルカン室内管弦楽団を結成。
メンバー13人からスタートしたが、いまでは40数名に広がった。
その活動は、2007年のニューズウィーク日本版で「世界の尊敬する日本人100人」にも選ばれている。

1505267fullsizerender 諏訪中央病院の庭

柳澤寿男さんのそんな活動が「ニュース・エブリィ」(日本テレビ系)で紹介される。
9月3日(木)午後4時18分くらい~(時間は前後する可能性があります)。
ぜひ、ご覧ください。

|

2015年8月30日 (日)

日本の医療や介護は大丈夫か

「ニッポンの健康保険制度が危ない」というテーマで、
鎌田實がテレビ出演する。
9月2日夜9時~9時45分
「報道ライブ21 INsideOUT」(BS11)

1507014fullsizerender 諏訪中央病院の庭

団塊の世代が75歳以上になる2025年。
医療費の膨大や、首都圏を中心にした介護難民がなどの問題が予測されている。
その対応策として、地域包括ケアシステムがあり、2015年は地域包括ケアシステム元年と言われている。
諏訪中央病院では30年前から地域包括ケアシステムに取り組んできたが、それを全国に広げようというのだ。
施設を10万~20万床削減し、在宅での受け皿になる地域包括ケアシステムを、中学校区(人口1万人)に一つの割合で作ろうとしている。
番組には、アメリカの医療、介護に詳しいジャーナリストの堤未果さんも出演する。
アメリカの老人ホームは投資の対象になり、スタッフ削減と入所者の回転率を高めることで利益を得ようとしている。
2025年問題にどう対応するか。
いま政府は安保法制に血みどろになっているが、
本来やらなくてはいけないのは、介護や医療、経済の立て直しである。
ぜひ、番組をご覧ください。

|

2015年8月29日 (土)

鎌田實の一日一冊(247)

「がんとの賢い闘い方 「近藤誠理論」徹底批判」(大場大著、新潮新書)
「放置がベスト、抗がん剤は毒、検診はムダ、全部、大嘘です」という挑発的な帯がついている。
著者は、帝国ホテルのなかに、東京オンコロジークリニックを開設した外科医で腫瘍内科医。
近藤誠さんに、おもしろい視点でいちゃもんをつけている。
非常におもしろい本である。

Photo

近藤氏の考え方は、今までの日本の医療に一撃を与えた。
しかし、患者さんに実際に接するときにはやはり問題がある。
三大治療をがんがんやっていくという、日本の医療の大半を占めていた考え方が○だとすれば、近藤氏の「抗がん剤は毒」というような治療は×の考え方。
その間にあるいろんな形の△を、それぞれの患者さんに合わせて、
患者さんと相談しながら、自己決定できるようにするのが実際の医療だ。
大場先生と近藤先生の対立軸が明確になる本書は、患者さんが自分の△を見つけるときの参考になると思う。

|

«映画館通い