2018年9月22日 (土)

明日は総社市へ

明日23日、西日本豪雨災害があった岡山県総社市を訪ねる。
総社中学校の体育館で13時から、鎌田の「被災地でどう健康を守るか」という講演の後、
さだまさしさんがコンサートをする予定だ。
来場者が殺到しそうなので、整理券を出すことになりそう。
被災した人たちをどう元気づけるかと話していたら、
茅野市のレストランピーターの3兄弟が、協力を申し出てくれた。
レストランピーターは、茅野駅の近くにある老舗のレストラン。
3兄弟には、ステーキ、うなぎ、ソーセージとそれぞれ得意分野がある。
ソーセージは世界大会で一位になった。
そこで、それぞれの得意なところからステーキ丼、うな丼、世界一のソーセージを使ったホットドッグを各300人前ずつ、さらに体育館に入れなかった人のためにハンバーグを200人分、合わせて1100人分の料理をふるまってくれるという。
3連休の書き入れ時にもかかわらず、頭が下がる。
茅野市の3シェフのふるまいは、15時半から。
避難中の食事は、おにぎりや菓子パンなどが多いが、たんぱく質と野菜が大事。
3兄弟は、そんなぼくの思いにも賛同してくれている。

Img_0697

Img_0696

Img_0700

Img_0704

茅野市は総社市と姉妹都市。
茅野市の柳平市長からも、総社市をしっかり応援してあげてほしいと頼まれた。
大王製紙もスポンサーになってくれて、体育館の音響を整備してくれている。
そんなみんなの思いを集めて、23日には総社市のみなさんに楽しんでもらいたい。

|

2018年9月21日 (金)

樹木希林的生き方③生きていく意味

2004年12月、タイで撮影する映画の話があった。
その撮影の後、孫たちを連れてタイのプーケットでリフレッシュしようと考えていた。
しかし、乳がんが見つかったので、旅行を取りやめ、年明けに手術をしよう決めた。
そうしたら、12月26日、スマトラ沖大地震で大津波が起きた。
「がんがわかってなかったら、自分はどうでもいいが、孫の命も危なかったかもしれない。
がんが見つかってよかった」
樹木希林さんは笑いながら言った。

Img_9562

乳房の全摘手術をするか、温存療法にするか主治医に聞かれた。
彼女は「どちらが手術がしやすいですか」と聞き返したという。
「全摘のほうがやりやすい」と言われると、「じゃあ、そうしてください」
技術的なことに関しては、あっけらかんとしている。
心の問題、哲学的な問題に関してはけっこうこだわりがある。
「私は手術を体験して生きていく意味を考えた。
がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。
そこそこの人生で終わった。そうならなかったと確信がもてるくらい、迫力のある病気でした」
がんとの距離の取り方は、とても見事なものだ。

|

お知らせ

明日9/22、「週刊まるわかりニュース」(NHK総合、午前9時から9時30分)に鎌田實が出演します。
先週、がんで亡くなった樹木希林さん。
命とは何なのか、自分自身ががんになったとき、どう向きあっていけばいいのか、お話しします。

|

«お知らせ