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2008年5月17日 (土)

“がんばらない”レーベル

Himawariイラクとチェルノブイリの病気の子どもたちの薬代を稼ぐため
「がんばらない」レーベルというNPOのレコード会社を作った。
利益はすべて、チェルノブイリやイラクの医療支援に使われる。

第1弾アルバム「ひまわり」(坂田明)が大ヒットと2万枚の大ヒットとなった。
ジャズではめずらしいという。

Omusubiぼくのエッセイがもとになって第2弾アルバム「おむすび」(坂田明)ができた。

42歳のスキルス胃がんのお母さんが、余命3ヶ月という宣告を受けた。

子どもの卒業式まで生きたいとお母さんは願った。
子どものために生きたいという希望が、お母さんの免疫機能に影響を与え、奇跡が起きた。

お母さんは卒業式まで生きた。
そして不思議なことに、さらに1年生きて、末っ子の卒業式まで見届けた。
余命3ヶ月の命が、1年8ヶ月生きたのである。

お母さんはときどき家に帰ると、お勝手に立ち、子どもたちのお弁当を作った。
最後にお母さんが作ってくれたお弁当は、おむすびだった。

久しぶりにお母さんが作ってくれたお弁当を持って学校へ行った。
待ち遠しかった昼休みが来た。
お弁当を広げると、うれしかったはずなのに、
切なくて切なくて、なかなかおむすびに手が届かなかった。

080517このお母さんのおむすびがジャズになった。

ぜひ聞いてください。
「ひまわり」は静かで癒される曲。
「おむすび」は熱く泣けてくる曲。

ご注文は各レコード店でお願いします。
また、日本チェルノブイリ連帯基金でも受け付けています。
応援よろしくお願い致します。

※写真はレコーディングの模様

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