鎌田劇場へようこそ!(2) 「赤い風船」
今日は往診と、緩和ケア病棟の回診。
緩和ケア病棟の回診では、先週の焼肉大会の話で皆が盛り上がった
普段は地下で働く調理師さんたちが、2階のベランダで肉やシーフードを焼いてくれたのだ。 患者さんたちは大変よろこんで食事をした。
お昼に「健康365」という月刊誌の取材を受けた。10月号に巻頭インタビューが掲載されるはずだ。北極へ旅立つ前に、取材が相次いでいる。
「赤い風船」
見たくて見たくて仕方がなかった映画の試写を見た。
語り継がれてきた伝説の映画だ。
アルベール・ラモリス監督の「赤い風船」。
やっと見ることができた。
1956年度のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。
特撮のない時代に、こんなに綺麗なシーンを作り出し、
見るものに、映画のおもしろさ、美しさ、心に沁みる感動を与えてくれる。
風船にまるで意思があるように、
風船にまるで心があるように、
風船は風に乗って飛んでいく。
少年と風船が、やがて一体化していく。
今年の夏、日仏交流150周年を記念して、「赤い風船」がスクリーンに蘇る。
ラモリス監督のもう一つの名作「白い馬」と同時上映される。
「白い馬」もすごい。
白馬と少年との一体感をすごい迫力でカメラが捉える。
奇跡のラストシーンには、きっと誰もが感動するはずだ。
この夏、「赤い風船」と「白い馬」をぜひ見てほしい。
7月26日シネスイッチ銀座他、全国でロードショー。
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