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2008年7月15日 (火)

若者たちが時代を変える

ついにピースボートの船ともお別れである。

0807152_2 ぼくが船を降りるとき、ダンシングチームの若者たちがぼくに寄せ書きをくれた。
たくさんの若者が一人ひとり丁寧にメッセージをくれた。
これからの生き方を変えると明言する若者たちが多かった。

「ぼくらのような若者の心を揺さぶるのは難しいと鎌田さんは言いましたが、ぼくは鎌田さんの話で心が揺さぶられました。もっと平和のことを考えていきます」

「怒りや憎しみを感じたとき、相手を知りたいと思える人間になることを模索していきます」

「平和を守ること、難しいけどやっていきます」

「鎌田さんの話を聞くと、自然に涙が出そうになります。鎌田さんの優しさがあふれているからだと思います」

「出会えてよかったです。これからも平和とダンスを結びつけながら生活していこうと思っています」

「私達にできることを私達なりにやっていきたいと思います。ありがとう、ありがとう」

「『この世でただ独りの理解者を探すことは難しくても、この世でただ独りの理解者になることはできる』という鎌田さんのくだりで、何かひらめきました。大切に生きていきます」

うれしかった。

茶髪の若者。歌やダンスにしか興味を示さなかった若者。
今まであまり勉強もせずに…なんてなんとなくネガティブに思っていた。
でもこの若者たちに力があることがよくわかった。

ぼくの「なげださない」の主人公達と同じように、ダメ人間や弱い人間が変わった時、なにか時代を変えるのである。
若者たちがほんの少し変わることで、周りに大きな変化をもたらすのだ。
そしてきっと社会への力となっていく。
必ず新しい世の中を作り出していくだろう。

まだまだ僕たちの国は土俵を割っていない。
間違いなく俵に足がかかった状態で、若者たちがきっと踏ん張り出すだろう。
若者たちの力強さをひしひしと感じた。

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