« カフカのプラハをさまよう | トップページ | 良心の囚人ブラダン・コチ »

2008年8月15日 (金)

がんばらないレーベル第3弾

来年の春3月、がんばらないレーベル第3弾CDを発売する。今回は、良心の囚人ブラダン・コチのクラッシックCDである。プラハでそのCDのプロデュースに取りかかっている。

Image095 日本でたくさんの方にCDを買っていただくために、日本人の好きな曲を選ぼうと思っている。

ブラダン・コチがチェロの指導をしているプラハ音楽院の1900年代初頭の学長はドボルザークであった。そのドボルザークの「新世界」より「家路」、サラサーテの「ツィゴイネル・ワイゼン」、濃厚なアルゼンチンタンゴ等を、3本のチェロと1本のバイオリンで奏でようと計画している。もちろん「鳥の歌」も入れる。「故郷」「浜辺の歌」など日本の曲も加えたいと思っている。

ブラダン・コチの別荘でミニコンサートを聞かせてもらった。アメリカのジュリアード音楽院でチェロを学んでいる息子のトーマスが帰ってきていた。トーマスは今人生に迷っているという。ずっと音楽ばかり勉強してきて、周りから認められるようになった今、コロンビア大学の医学部の受験に合格した。来年から医学部へ通い、医師の勉強をしようと思っているという。ぼくはシュバイツアーのようだと思った。シュバイツアー医師は、アフリカでたくさんの恵まれない人を助けながら、有名なオルガン奏者でもあった。

同じくジュリアードでバイオリンの勉強をしているアメリカ人のガールフレンドも連れてきていた。将来を約束しているらしい。彼女は優秀なバイオリニストだった。しかしバイオリンを弾けなくなってしまったという。人間の心は複雑である。普段の生活はなんでもできるのに、バイオリンに触れても指が動かない。彼女も今、医学部入学を目指しているという。
トーマスは彼女のために神経学者になりたいという夢を持っている。

Image096 300ヤードも飛ばすゴルファーが、30センチのパターが打てなくなることがある。あまりにも夢中になり、やりすぎた結果、バイオリンが弾けなくなってしまったのだろう。いい加減がちょうどいいのだと思う。

*10月24日、集英社から新しい本の出版が決まった。タイトルは「いい加減がいいのだ」
  お楽しみに。

|

« カフカのプラハをさまよう | トップページ | 良心の囚人ブラダン・コチ »

音楽」カテゴリの記事