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2008年8月22日 (金)

インドで赤ちゃんを作る

インドには以前から腎臓村があり、貧乏な若者が結婚する際に二つある腎臓のうち一つを売って、外国のお金持ちの腎臓移植を成立させてきた。インドでは、代理出産が法律で認められている。

日本人夫婦が海外で代理出産をすることは、日本学術会議が原則禁止をうたっている。

愛媛県の42歳の男性医師と妻はインドに行き、インド人女性と代理出産契約を結んだが、その後夫婦は離婚してしまった。
男性の精子と不明の卵子を使って受精卵を作り、インド人女性の子宮を使って子供が生まれた。
インドには、独身男性が女の子を養女に迎え入れることはできないという法律がある。

こんなことまでして子供をもたなくてはいけないのだろうか。

ぼく自身、岩次郎夫婦に1歳のときにひきとられた。
ぼくのように、親が子供を育てられない行き場のない子どもたちはたくさんいるはずだ。
そんなに子どもがほしいなら、そういう子どもを引き取って育て、その子の成長に喜びを見出せればそれで充分ではないだろうか。

男性医師の母が今、その赤ちゃんの面倒をインドでみているという。
子どもにとっても、こんな複雑な生まれ方をして本当にいいのだろうか。
足るを知るとか、ほどほどとか、何か大切なことをぼくたちは忘れているような気がする。

科学の進歩とお金で何でも解決ができる。心が少し傲慢になっているように思う。
ときに人はあきらめること、求めないことも大事である。
求めすぎない中に、幸せは隠れているような気がする。
求めても、求めても、求めても、欲望はキリがない。

「いい かげん」が大事なのだ。
「いい加減」は許されないが、「良い加減」は許される。

がんばって、がんばって、がんばって、全力投球して欲しいものを得るより、ほどほどの加減をもう一度思い出したほうがいい。

「良い加減」な生き方が大事なのである。

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