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2008年8月13日 (水)

豊かな資源に翻弄される国々

新疆ウイグル自治区の西部にあるカシュガルで警察官16人がテロで殺された。
独立派の五輪妨害かと報道されていたが、民主化した人たちの過激な民主化運動ととらえていいと思う。

なぜこんなことがおきるかというと、中国最大の天然ガスと油田が眠っている。中国政府は絶対に独立を認めないのである。

チェチェン紛争がどんなに激しくなっても、ロシアがチェチェンの独立を認めないのは、明らかにヨーロッパに通じる石油のパイプラインがチェチェンを通っているからだ。
この7-8年のロシアの繁栄を支えている命綱を、ロシアはどんなことがあっても放さないだろう。

スーダンで非人間的な虐殺の試合が行われているのも、実はスーダンにアフリカ有数の石油が眠っているからだ。

資源があることで豊かになり、資源があることで翻弄され自由な国になれないという矛盾を内包しているように思う・・・。

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