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2008年8月12日 (火)

北極点の薄氷

ぼくは行った北極圏へ行ったが、北極点へは行けなかった。
今年の夏、その北極点に潜水艦で旅した人がいる。
北極点に上陸するはずだったが、氷が非常に薄くなり北極点に立つのは危険とされ、見るだけに終わったという。

0712_04s 田中優さんからインディペンデント紙が発表したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次評価報告書の概要を教えていただいた。
100年後の気候変化の予測結果は、人類が対策をきちんとはじめた場合、2.4℃の上昇、最悪の場合、6.4℃の上昇ということである。
2.4℃上昇すると、グリーンランドの氷床の溶解がとまらず、山脈の氷河が消え、1千万人の人が水不足に苦しむ。また海面上昇が加速し、海に浮いている環礁の小さな島国や、低地デルタ地帯は海に沈む。
6.4℃上昇すると、メタハイドレードが噴出し、すべての生命は絶滅するとインディペンデント紙は予想している。
氷床は解け始めていた。実際にもう大変なことがおき始めている。
もし3.4℃上昇すると、北極の氷は夏消滅し、ここ300年で初めて北極に氷のない状態ができる。北極グマ、セイウチ、ワモンアザラシが絶滅する。
南アフリカを越えてカラハリ砂漠が広がり、数千万人の人が立ち退きを余儀なくされる。

もうすでに今年の夏、北極点の氷は異常に薄い状態にある。1ヶ月ほど前に北極点を訪れた人の話だ。夏のピークを迎えている今、北極点の氷はどうなっているだろう・・・。

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