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2008年9月 1日 (月)

好況感のないまま景気拡大が終わろうとしている

いざなぎ景気を抜く戦後最長の景気拡大があったというが、国民は経済が良くなったという実感のないまま、景気拡大が終わろうとしている。

2000年に比べると現在、材料は3倍ほどになったが、消費物質は8%くらい下がっている。ここに問題があるように思うのだ。

ヨーロッパ、特にEUは物価が非常に高い。ハンバーガーを食べたら1000円、空港の飲用水を飲んだら600円。高くて驚いた。むしろ日本も若者の職場を広げ、若者の給料をあげるためには、物価が若干上がるよう誘導していかないと、企業も持たないように思う。企業が抑制に向かえば、さらに若者達の働く場が狭められていく。

このままデフレが進めば、精神的抑制により、社会がより萎縮していくように思う。
材料代が3倍になり、消費物質は8%安くなった。しかし企業は、戦後最大の利益を出しているという。企業はどこかの部分でかなりの無理をして合理化しているのだ。合理化のし過ぎがおきているような感じがする。

物価が少しあがることを耐えていくことで、景気拡大だけでない好況感もでてくるのではないかと思う。

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