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2008年9月13日 (土)

自民党総裁選に思う

09153 自民党総裁選の5人の立候補者の演説が行われたとき、偶然永田町の自民党本部へ行った。理由は、衆議院議員・中山太郎氏(元外務大臣)との対談のためである。

お受けした理由は、彼が医師で、現職の国会議員の中で現在一番長い議員であるということ。医療費を年間33兆円から40兆円に上げ、それ以上うなぎ上りに上がらないシステムを構築すべき、というぼくの考えをなんとか実現するためには、政権与党の中に理解者を増やしていくことが大事だと思ったからである。

中山太郎氏にもこのことをお話した。彼はもちろん理解を示してくれた。しかし彼は、「これだけ大きな変更をできるのは首相だけである」と明確に言った。

参議院議員の調査委員会にも呼ばれて、同じことを論じた。しかし、犬の遠吠えで終わった。

民主党の議員に言っても、自民党の議員に言っても、結局現実を変えることはできないのである。

霞が関の財務省が握っている。それを変えるのは首相しかいない。だとすると、首相を決めるのに国民の声がなかなか反映されないのは非常に残念である。結局、自民党総裁選に当選した人が、公明党の力を借りて、国家の首相になってしまう。こういう政策を持っている人を首相にしたいという国民の声が通じない民主主義になっている。日本の民主主義のシステムに問題があると思う。

やはり、大統領制にした方がいいのではないか。今回のアメリカの大統領選などを見て、あれだけきちんと意見のやりとりがされ、意見が分かれながらも最後は納得していく。そういう国づくりを国民も巻き込んでしていくことが大事なのではないかと思った。

今の、総裁選挙、首相を国会で指名するという選挙のあり方に関していうと、なんともまだらこしい、国民の民意が反映されないシステムだと思う。できるだけ早く大統領制にしたほうがいいと思った。

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