秘湯 鶴の湯温泉
秘湯中の秘湯と名高い温泉に入った。乳頭温泉郷、鶴の湯温泉。
およそ1638年に開かれたと言われている。370年近く前の話である。電気がきていないので、ランプと自家発電の電気。もちろんテレビはない。
硫化水素がたくさん含まれている白湯、炭酸水素塩酸の黒湯、食塩硫化水素泉の中の湯、そしてもう一つ滝の湯と、泉質がいくつもあり、しかも全部かけ流しという贅沢な温泉である。
板前はいない。料理はすべてあんちゃんたちが作ってくれる。鮎は水が急流すぎて住めないという。岩魚は泳いでいるらしい。その岩魚の刺身と、岩魚の卵―これはなかなか珍味でおいしかった。そして囲炉裏で4-50分遠赤外線で焼かれた岩魚は、極上の味であった。
贅沢なものは一つもないのに、なんとも贅沢な空気に包まれた宿。
なかなか予約が取れないらしい。下の水沢温泉に泊まり、日帰りで訪れるというのも手かもしれないと思った。日帰りでも充分温泉は堪能できるのではないかと感じた。
写真は秋田で食べた比内土鶏。
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