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2008年10月16日 (木)

平成の米百俵

081020 諏訪中央病院に、新潟のコシヒカリが大量に届いた。
昨年7月16日、再び新潟は震災に遭った。
そのとき、たくさんの支援で、毎日おにぎりが届けられたという。

「未来予想図プロジェクト」が地域で立ち上がった。
子どもたちに未来の絵を描いてもらい、展示会をしてお金を稼いだり、
子どもたちと一緒に、有機農法で無農薬の米を育て、はざかけまいを作った。
たくさんの支援をもらった恩返しに、今度は途上国に支援をしたという。

震災時、諏訪中央病院からは、車いっぱい点滴や薬をつめ、医師や看護師を派遣した。
鎌田も新潟日報の依頼を受け、毎月1回1年間、一面を使ってメッセージを贈った。
鎌田實の筆文字とともにエッセイを描き、企業の協力を仰いで広告とし、震災に遭った子どもたちへのサポートにあてた。
「がんばらなくていいけど、あきらめない」というメッセージが、うれしかったという。
そのときの僕の筆文字は、今年のカレンダーになった。大変好評だった。

新潟の子どもたちからもらったお米は、諏訪中央病院の病気と闘う患者さんたちに食べてもらうことになった。
おいしい新米とともに、そのいわれを、鎌田が筆文字で書き添えた。

081020_2 「たくさんの人の支援と手で生まれた、あたたかいお米をいただいております。震災からの心の復興を目指していることが、ひしひしと伝わります」

かつて、長岡藩は戊辰戦争に破れ、7万4000石から2万4000石に減り、藩士の生活は貧窮を極めた。
そのとき、ほかの藩からお見舞いとして、米百俵が贈られた。
だが、藩士に分配はせず、そのお米を資金に換えて学校を設立し、人材の育成を図った。
藩士の子弟のみならず、町民や農民の子どもも、入学させたという。
何かを我慢して、子どもたちを大切にする。
志が高い。

困難にぶつかったときは、とにかく気持ちよく助けてもらう。
そして、少し元気になったら、今度は、より困難な人たちを助ける。
そんな世界ができたらいいなあ。
新潟の新米コシヒカリを味わいながら、そう思った。

(写真は、少し色づきはじめた諏訪中央病院の庭)

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