« 鎌田劇場へようこそ!(7)すさまじい映像美『落下の王国』 | トップページ | 鎌田劇場へようこそ!(9)『地球のステージ ありがとうの物語』 »

2008年11月29日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(8) 『岸辺のふたり』

第3弾は、短編アニメーションの『岸辺のふたり』。

静かな感動。
隙間だらけの、絵が何ともすばらしい。
傑作アニメである。

ハリウットの映画は好きではない。
スピルバーグはきらい。
うまくできすぎていていや。
孫悟空がお釈迦様の手のひらで遊ばされているような、隙間のない映画は好きではない。
宮崎駿作品も、うまくできているなと思いながら、何となく、アニメ界のスピルバーグみたいで、日本中が大騒ぎするほど、僕は好きではなかった。

Gyao_kisibesでも、この『岸辺のふたり』は違う。
じつにいい、押しつけがない。
監督は、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィッド。

この映画は、見る側が勝手に想像ができる。
隙間だらけの、何ともすてきな映画である。

新宿武蔵野館は、12月6日から1年間、朝10時から上映することを決めたそうだ。
こんな上映方式もめずらしい。
ステキなお茶をするように、ちょこっと8分間の映画をみる、というのも、おしゃれな時間なような気がする。

はずれはありません。
入場料は500円。
ぜひ、ぜひ。

|

« 鎌田劇場へようこそ!(7)すさまじい映像美『落下の王国』 | トップページ | 鎌田劇場へようこそ!(9)『地球のステージ ありがとうの物語』 »

映画・テレビ」カテゴリの記事