鎌田劇場へようこそ!(8) 『岸辺のふたり』
第3弾は、短編アニメーションの『岸辺のふたり』。
静かな感動。
隙間だらけの、絵が何ともすばらしい。
傑作アニメである。
ハリウットの映画は好きではない。
スピルバーグはきらい。
うまくできすぎていていや。
孫悟空がお釈迦様の手のひらで遊ばされているような、隙間のない映画は好きではない。
宮崎駿作品も、うまくできているなと思いながら、何となく、アニメ界のスピルバーグみたいで、日本中が大騒ぎするほど、僕は好きではなかった。
でも、この『岸辺のふたり』は違う。
じつにいい、押しつけがない。
監督は、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィッド。
この映画は、見る側が勝手に想像ができる。
隙間だらけの、何ともすてきな映画である。
新宿武蔵野館は、12月6日から1年間、朝10時から上映することを決めたそうだ。
こんな上映方式もめずらしい。
ステキなお茶をするように、ちょこっと8分間の映画をみる、というのも、おしゃれな時間なような気がする。
はずれはありません。
入場料は500円。
ぜひ、ぜひ。
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