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2008年11月10日 (月)

外国人健診

外国人の健康診断が諏訪中央病院で行われた。
毎年、秋の恒例である。

諏訪盆地全体の精密機械工業で働く人たちを対象にしている。11022
かつて景気がよかったころは、1日の労働時間が15時間にも及ぶ人がいたが、いまは8時間くらい。
「もう少し働いて、はやく母国へ帰りたい」と本音を言う人もいた。
日本人と結婚したフィリピンの花嫁もいた。
みんな「日本が好き」といってくれる。
虐待やいじめに遭っていたりすることはなさそうだと、ちょっと安心した。
外国人に対して、きちんと健診をする企業も多くなった。
この健診も、少しずつ受診者が少なくなってきている。

1102 健診にボランティアは欠かせない。
ベテランの医師や若いレジデント、看護学校の学生たちがたくさん参加してくれた。
地域のボランティア、国際交流クラブの方々も、通訳に参上してくれた。
今回は、ブラジルのドクターも来てくれ、ボランティアが豊富にそろった。
「私のこと、覚えていますか?」
突然、声をかけられて、すぐに思い出せなかった。
「左(さ)です」
と言われ、おおっと思った。
中国から諏訪中央病院看護専門学校に留学し、松本で働いている左さんだった。
たいへん美しくなっていて、見違えた。
ボランティアとしてかけつけてくれるなんて、とてもうれしい。

みんなが少しずつやさしい気持ちになって支え合えば、
これが日本のセイフティーネットになる。

この日の諏訪中央病院は、明るく華やいだ空気があふれていた。

70人のボランティアの方々、どうもありがとうございました!

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