『いいかげんがいい』の反響が出はじめた
「泣いた」「笑った」「腹をかかえて笑った」「なるほどなと思った」「意味は深いと思った」などなど。
先月発刊した『いいかげんがいい』(集英社)の、反響が戻りはじめている。
ほろっとしてしまうところが、随所にある、と言っててくれた人もいる。
あ、そういうことか、と思っていただけるような本を、書いたつもり。
約40の実話が並んでいる。
O・ヘンリーの短編集『最後の一葉』のような本を書きたいと思った。
もちろん、O・ヘンリーは小説で、僕のはエッセイという違いはある。
重い病気にかかり、窓から見える蔦の、最後の一葉が落ちたとき、自分は死ぬと思い込んだ患者。
だが、最後の一葉は落葉せず、患者は生き抜き、元気になった。
最後の一葉は、壁にかかれた絵だったのだ。
そんな命の不思議な話は、実際にもたくさんある。
それをたくさんの人に知ってもらいたいと思って書いた。
生きるヒントになったら、うれしい。
タイトルは、ちょっときわどい。
バッシングをおそれずに書いた。
たくさんの人に読んでもらいたい。
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