麻生さん、あなたに医療費を払ってもらっているわけではありません
麻生さん、またやってしまいましたね。
以前、このブログで追加経済対策の一部を「よくやった、麻生さん」とほめたのに、あれから失言、放言が続いています。
経済財政諮問会議で、社会保障費の抑制をめぐり「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)をなんで私が払うんだ」とあなたは発言しました。
麻生さん、医療費はあなたに払ってもらっているわけではありません。
国民が払っているのです。
あなたは、医療保険制度のことをまったくわかっていない。
日本の医療費は、年間33兆円。
そのうち、政府が支出しているお金は9兆円だけです。
あとの大半は、国民の保険料から払われているのです。
しかも、ほとんどの人は、窓口で3割を負担している。
いや、まさか、一国の首相が、医療制度のことを理解していないなんて、ありえない。
あなたは毎朝、散歩をしているらしいが、それはあなたが自分の健康をまもるためであり、政府の医療費抑制のためにやっているわけではないでしょう。
なのに、不摂生な人を非難するような発言をし、首相が、国民に運動を強要するのはナンセンスです。
そもそも、病気は不摂生だけが原因ではありません。
遺伝的な病気や原因のわからない病気もたくさんあるのです。
そして、それをみんなで支え合うのが、社会保障制度というものでしょう。
漢字が読めないなんて、たいしたことではありません。
あなたは、同窓会で会った「よぼよぼ」の友だちと比べて、「私のほうが税金は払っている」と自慢している。
その、あなたの人間性のほうが問題なのです。
同窓生も、あなたみたいな人が仲間であったとは、とても恥ずかしい気持ちだろうと思います。
人の気持ちがわからなければ、血の通った政治はできません。
麻生さん、あなたに日本のリーダーはつとまりそうにありません。
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