今こそ株を買おう!
松下幸之助氏が、こんなことを言っていると聞いた。
「株を買うんやったら、もうけるために買うんやない。その会社を応援する気持ちで買わなあアカン」
調べてみると、PHPの昭和42年11月号「株式の大衆化で新たな繁栄を」のなかで、松下幸之助氏がそれに近いことを、たしかに書いている。
しみじみと、いい言葉だと思った。
僕はつねづね「逆転の発想」という考えで生きてきた。
35年前、諏訪中央病院に来たころ、この地方の大きな課題は、第二次ベビーブームによる子育ての問題だった。
そのとき、僕は10年後の高齢化社会を予感して、在宅医療をはじめた。
今、人気のないことをしておくこと。
マスコミの短期的な視点に惑わされないこと。
時代は10年周期に、大きな波を描いて変化する。
だとすると、今みんなが株から離れているときこそ、株を買うことが大事。
自分がもうけるためではない。
ずっと応援したいような企業、環境のことも考えているような企業の株をほんの少し買って、持っているのも悪くないなと考えている。
それが、ひいては、この国を守るために大事なのではないかとも思う。
こんな時代だからこそ、みんなで1000株くらい持って、これはと思う企業を応援してみるのはどうだろうか。
ぜひ、考えてみてほしいなあ。
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