名門校ライバル物語 日比谷高VS西高
『月刊現代』の12月号に、鎌田實が登場している。
都立高校が元気な時代があった。
東大に入る人数が、一学年で150~160人おり、日比谷高と西高校がナンバーワンを争っていた。
そのころの都立西高校の話である。
学校をいくら休んでも、あまり怒られない不思議な高校であった。
生徒の自由を、わりあい認めてくれる学校であった。
生徒たちは、じつにのびのびしていた。
都立西高校時代のことに関しては、同級生の池田香代子さんとの往復書簡で、深く語っている。
『黙っていられない』(マガジンハウス)である。
ぜひ、団塊の世代の人には読んでもらいたい。
団塊の方々には、なんとなく通じる空気があると思う。
池田香代子さんは、『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス)や、100万冊以上のベストセラーになった『ソフィーの世界』(日本放送出版協会)の翻訳者で、環境のことや平和のことに大変きびしい視点がある。
おもしろい本なので、ぜひ読んでください。
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