うそっぽい改革
この国のリーダーの支持率が、急降下している。しかし、人気とは何なのか。
国民に人気があった小泉首相の改革。
郵政民営化を争点にもちあげて暴れまわったが、十分な規制緩和、民営化がほかの業界になだれうっておきたとはとても思えない。
最大の目的は、一握りの既得権を得て、うまみを吸っている人々を減らすことであった。
だか、天下りも官政談合も、社保庁などの不祥事も、メスが入っていないのである。
野放しの特別会計は、たくさんの既得権をもった人にとって、依然として宝の山である。
このうまみを吸う人たちを、自民党のなかで切ろうとしたのは勇断ではあった。
しかし、結局、自分が辞めて、息子に地盤を渡し、世襲をしてしまう。
うまみを吸う人たちを野放しにしたまま、小泉さんは終わろうとしているのだ。
郵政民営化は結局、何だったのか。
小泉さんは、日本の大改革をやりかけたが、やりきれなかった。
実に残念である。
それどころか、日本の医療も福祉も、ぐちゃぐちゃにして去っていった。
あたたかな国づくりをするリーダーを望む。
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