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2008年12月30日 (火)

1/2「にっぽん巡礼」をご覧ください

お正月2日に放送するNHKの「にっぽん巡礼」の収録が終わった。
松坂慶子さんは、和服姿。
日本の美しい場所や、こころのほっとするスポットを探して歩く番組だ。

北九州にある野崎島は、いまは一人も住民はいない。081225nhk
だが、100年前、隠れキリシタンの弾圧を避け、自ら教会をつくり、ひっそりと生活をしていた人たちがいた。
近代化とともにしかたなく電気をひいたが、島の収入では電気代を払えなかった。
高齢化はすすみ、医療が必要になる人たちが増えてきた。
医師はいない。
一軒、また一軒と、島を去っていく人たち。
37年前、最後の家族もこの島を出た。
無人となった島を、映画『家宅の人』のロケで、松坂慶子さんは訪れたという。

「メメント・モリ」の写真家・藤原新也さんが案内する伊根漁港も圧巻だ。
もちろん、藤原さんが撮った写真も紹介される。
藤原さんの写真に、こころを鷲づかみにされた。

番組では、大分の緒方という町にある緒方神社を訪ねる。
つい最近亡くなられた緒形拳さんが、このにっぽん巡礼の旅で訪ねたかったところである。
7年間、がんと闘病し、おそらく、いのちの秒読みをしながら、この番組で自分のルーツを訪ねようとしていた。
自分がどこから来たのか、そして、自分はどこへいくのか、確認したかったのではないか。
もうすでに病態は重かったにもかかわず、このテレビのために、彼は家族をつれて、ロケハンをしている。
すごい人だなあと思う。
仕事に厳しい人だとは聞いていた。
松坂慶子さんは、ほっぺたを平手打ちをされたこともあったという。
自分にも厳しく、他人にも厳しかった俳優のようである。

それほどまでにして緒形さんが訪ねたかった自分のルーツ。
3日前まで食べ物の相談をしながら、どうにかして訪ねたいと思っていたが、その3日後にいのちは尽きた。
亡くなられたあと、息子の直人さんが、父の名代で訪ねる。
ほんとうに美しい滝があり、すごい夜祭があり、美しい鎮守の森があった。
もしかしたら緒形さんの魂は、この山の向こうへ帰っていったのかなと、感じられた。

美しい、こころがあたたまる番組。
朝早い放送だが、早起きして見る価値のある番組だと思う。

★1月2日午前7時20分~、NHKテレビ「にっぽん巡礼」
ぜひ、ご覧ください。

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