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2008年12月11日 (木)

東北には啄木の空気があふれていた

先月末、二週続けて東北をさまよった。
石川啄木の『悲しき玩具』をポケットに入れ、26歳で逝った天才歌人をしのんでいる。

今日もまた胸に痛みあり。
死ぬならば、
ふるさとに行きて死なむと思ふ。

死ぬ直前の歌である。
貧困であり、結核に倒れ、石を投げられ追われたふるさと岩手を思っている。
ふるさとが恋しかったんだろうなと思う。

呼吸(いき)すれば、
胸の中(うち)にて鳴る音あり。
凩(こがらし)よりもさびしきその音!

結核性の肺炎を起こし、病床でうたった悲しい歌である。

不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて、
空に吸はれし、
十五の心

『一握の砂』のなかにあるこの歌は、なんとも美しいフレーズである。

啄木の足跡を追っていくと、社会とうまくやっていけない何かがあった。
不適応だったんだろうと思う。
中学校時代にストライキ事件を起こし、退学。
早く結婚をするが、次々に仕事をやめている。
小学校の代用教員、商工会議所の事務員、函館日日新聞、北門新報、小樽日報、釧路新聞、朝日新聞校正係り・・・。
漂泊者だからこそ、次の時代にのこる歌や詩をつくった。

歌人・啄木は、いまも輝き続けている1129_21129_3
そう、東北をまわりながら思った。

発見!特Bグルメ(22) 盛岡冷麺

真っ赤なスープの盛岡冷麺と、アツアツの石焼きビビンバをいただく。 

外は寒いが、汗がでる。

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