鎌田實 日本経済への提言④
~~株を買おう!~~
昨年11月にも、この国を救うために、最小単位でいいから株を買おう、とこのブログで書いた。
10年先を見越して、ポリシーのある企業を応援することなるし、自分の利益になるだけでなく、この国の経済を救うことにもなる。
どの株を買うか、ずっと考えていた。
こんな時代に、人員を増やす企業に応援をしたくなった。
居酒屋の白木屋が、3月までに500人中途採用するという。
ぼくは、あまりお酒を飲まないので、白木屋の株は買わないけれど、なんとなく応援してあげたくなる。
第一交通産業は、3月までに乗務員を6000人新規雇用する計画があるという。
うれしくなった。
うちの地区にも第一交通がある。
月間契約をし、タクシー券をもつことにした。
でも、タクシーが環境にいいわけでもないので、できるだけ第一交通に乗るようにするだけで、株を買うところまではいかない。
野島家電量販店とか、ホームセンターのカインズとか、アパレルのイトキンなども職員の採用をしてくれる哲学のある企業と思った。
株を買うのは、やはり地球のことを考えている企業にしたい。
日産自動車とNECは、電気自動車やハイブリット車に使う、大容量のリチウムイオン電池を20万台規模で量産するという。
こういう動きは、ぜったいに応援したくなる。
NECやパナソニック、三洋電機もリチウム電池を作ろうとしているので、触手が動くが、
いちばんはホンダと三菱自動車に搭載する予定の、GSユアサのリチウムイオン電池かなと思っている。
今年中に三菱自動車の電気自動車、アイミーブ(iMiEV)が発売される。
ぼくも応援する意味で、これを一台買おうと思っている。
オバマも、グリーン・リカバリーを訴え、環境をとおして経済再建をはかろうとしている。
地球を救いながら、経済を再建させる動きが大事である。世界中 がそういう方向に動き出している。
だから、ぼくはぼくの哲学で、電気自動車のリチウム電池をつくるGSユアサがいちばんいいかな、と思い出している。
環境研究家の田中優さんに、おすすめの企業をきくと、アミタ株式会社という。
資本金4億7000万円で、リサイクルに強い企業である。
1977年創業で、地域の再生と自然資源の再生を一つの事業でおこなったり、森をまもりながら、海の資源もまもったり、ごみで発電をしたり。
「強いものが勝利する弱肉強食の道ではなく、少量消費で、最大効果の価値の提供ができる、精神的満足を提供する第三次産業革命の道」を模索しているみたいである。
アミタという企業にちょっと注目をしていきたいと思う。
★11日からは、「鎌田實 日本経済への提言」の連載を再スタートします。
お楽しみに!
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