« 鎌田實の一日一冊(17) キーワードはタオイズム | トップページ | 発見!特Bグルメ(45)小樽で地の魚を味わう »

2009年2月21日 (土)

夕闇迫る小樽運河を散策

090213_6――冬が近くなるとぼくはその懐かしい国のことを考えて、
深い感動にとらえられている。
そこには運河と倉庫と税関と桟橋がある――。


『蟹工船』で知られる、小林多喜二は小樽への熱い思いをこう書いている。

貿易港として、ニシン漁の基地として繁栄した小樽。
しかし、その後、小樽は斜陽へと向かっていく。0902132


090213_2美しい運河の風景。
氷のランタンのなかに、ろうそくの火が揺らいでいる。

北一ガラスでは、ちょうどピアノの生演奏が行われていた。090213_3
昔、酒蔵だった石造りの洋館で、なかなか音もよい。
ランプの灯りで、雰囲気も抜群だった。

090213_4 小樽の喫茶店海猫屋は、磯野商店のレンガ造りの3階建て倉庫を、喫茶店にした趣のあるお店。
小林多喜二の小説のモデルにもなった。
なかも幻想的で、すてきである。090213_5


寒さが身にしみ、やはり古い喫茶店、さかい家でもコーヒーブレイク。

運河は、夕闇がよく似合う。

|

« 鎌田實の一日一冊(17) キーワードはタオイズム | トップページ | 発見!特Bグルメ(45)小樽で地の魚を味わう »

旅行・地域」カテゴリの記事