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2009年2月18日 (水)

中川財務相は日本の恥

G7の記者会見中、居眠りをしたり、ロレツが回らなくなったり、日銀の現在の政策金利をきちんといえなかったり、恥ずかしいことである。

アルコール多飲者である。
この人と一緒にしては申し訳ないので、あえてアルコール依存症とはいわない。
アルコール依存症の人に失礼だからだ。

単なる麻生君の酒飲み友だちを財務相兼、金融担当相にしたことが大きな間違いであった。

麻生さんは、はじめはすぐに選挙をするつもりだった。
だから、大臣はだれでもよかった。
この国をよく治めようとするための大臣の布陣ではなかったのだ。
自分が首相になるのに世話になったお友だちたちを、大臣にすえたにすぎないのである。

だが、自民党が行った世論調査で、就任直後も、自民党の低迷が予想されたため、選挙がやれなくなった。
こんな布陣の大臣でやらざるをえない麻生内閣は、なかなか国の舵取りができない。
当たり前である。

手遅れなアドバイスではあるが、中川さんは、大臣をやっている間は酒を止めたほうがいいと思う。
国会の答弁でも、二十数カ所も、原稿の読み間違えをして、訂正を申し出る一幕もあった。P1250319
なんとも教養のない、きちんとした国家観のない首相と大臣であろうか。
恥ずかしい。

クリントン国務長官が来日した。
皇居に行かれたり、麻生総理大臣と会い、外務大臣と会い、明治神宮へ参り、拉致被害者家族と会い、その間、インタビューにも応じ、一日を分刻みで動いた。
しかも、それを世界中のメディアが追いかけ、日本とアメリカの深い仲をアピールし、なおかつ日本の首相を世界ではじめてオバマのホワイトハウスへ招待するという話し合いをつけた。
猛烈な仕事ぶりだ。

その同じ日、中川財務相が辞意を表明した。
あえて呼び捨てにするが、中川とか、麻生とかは、結局、政治屋でしかないことがよくわかる。
中心的な存在にならないときは、適当にうまいことを言って、批判したり、おちょくったりして、気の利いた話をするが、結局、彼らがやっていることは、うまいものを食って、うまい酒を飲んで、いい生活をしているだけである。
政治屋なのである。

クリントンは命がけで、アメリカの国益を守るために全力投球している。
政治家と政治屋の違いが、明確になったような気がする。

そういう意味では、自民党には、どうも政治屋としか思えない人があまりにも多く、あとは小泉チルドレンのような、アマチュアのどうしようもない無能の集合である。
さりとて、民主党にすぐれた人材がいるかというと、残念なことに見当たらない。
日本の政治状況は、悲惨である。

日本の政治を立て直すには、二大政党にして、官僚を中心とした国家から、政治が中心の日本へと変えていくことである。
そのためには、10年くらいのスパンで、政治家のクオリティーをあげて、日本のリーダーシップをきちんととれるようにすることだ。
政治家の二代目や三代目は、職業選択の自由があるから、政治家になってはいけないわけではないが、親族の地盤をそっくり受け継ぐのはよくない。
親族から親族へと、地盤を譲り渡すようなことは法律でしばるべきで、二代目、三代目が政治家になるときは、違う地盤から出るという前提をつくるべきである。

そうすることによって、少しは日本の政治は再生することができるだろう。
2カ月ほど前のブログでも発表したが、参議院をつぶして、国会議員の数を3分の1に減らす。
そして、すぐれた政治家がきちんと議論をしながら、二大政党で意見を闘わすというスタイルにしていくことが大事だと思う。

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