鎌田實の一日一冊(19) 夜回り先生の新刊
『あおぞらの星2 夜回り先生と生きる』(水谷修著、日本評論社)を読んだ。
リストカットをする子どもたちに向かって、夜回り先生が語りかけることばは、おっ、さすが、と思わせるものがある。
「君たちはなぜ、自ら死ぬことを自殺というか知っていますか。
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それは自らのからだを自らのこころで殺しているからです。
私たちはこころだけで生きているのではありません。
からだとともに生きています。
私たちのからだはいつも私たちのために戦っています。
細菌が入れば、熱を出して、それを滅ぼそうとする。
悪いところがあれば、痛みで私たちに伝える。
私たちのからだは、いつも私たちを生かそうとしてくれています」「夜眠らないでからだにつらい負担をかけたり、大切な君自身であるからだを自ら滅ぼしてしまう子どもたちが増えています。
悲しいです」
なぜ自殺してはいけないか。
なぜリストカットをしてはいけないか。
水谷先生のことばは、説得力がある。
ぜひ、読んでください。
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