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2009年3月 4日 (水)

地域医療を救え

先日、このブログで兵庫県の県立柏原病院の話を紹介した。
   http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-1ad3.html

その立役者の一人、柏原病院の小児科を守る会の代表の丹生さん=写真=と、奈良県の地域医療のシンポジウムでご一緒した。090218

奈良県は、地域医療に対して住民の意識が高い。
たしかに2年前、妊婦が19の病院をたらいまわしにされ、亡くなったという悲劇はあった。
だが、それはマスコミに取り上げられていないだけで、各県にもあるはずである。
奈良は一生懸命、地域医療の充実を考えているようで、これからは少しずつ改善の道へ踏み込んでいくと思う。

問題は、この国の医療費抑制政策がボディプローのように日本の医療を痛めつけていることだ。
それによって、各地に医療崩壊が起きはじめている。
その一端が、いくつかの県ではっきり見えてきているということである。
国は、はやく方向転換をして、医療費抑制政策を解除する。
それが、医療崩壊を防ぐことになり、国民のためになる。

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