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2009年4月20日 (月)

今年も、虹の園の応援団長

仙台から30分くらいのところに、人口3万人ほどの角田市という街がある。
その角田で、障害のある人たちの雇用の問題に取り組んでいる社会福祉法人虹の園というのがあり、0904162
ここの発想にひかれて応援団長になった。
年に1回、ボランティアで講演に来ている。
この5年間で、6回目。
ぼくが引き受けている講演では、もっとも小さな講演会である。

今回は、第二虹の園開所20周年のお祝いにやってきた。
午前中、宮城生協の1800人の講演をして、午後、ボランティアで虹の園の講演をした。

昼食に、まっちゃんという障がいのある青年が、ピザを焼いてくれた。
ツブ貝がふんだんにのっている。
うまい!
来るたびに腕を上げている。

L1070498_2 まっちゃんは、5年前にピザ職人の修行をはじめた。
素材はこだわっているが、なかなかうまく焼けなかった。
小麦はイタリア、チーズは諏訪の有名なチーズ。
ちょっと高いけれど、素材にこだわっている。
海産物は、七ヶ浜や山本町で上がったその日の魚を使う。
これがうまい。
今日のピザにのっている、ツブ貝もそうだという。
どんどん上達している。

虹の園は、パピハウスというピザハウスを出している。L1070501
宮城県内では、角田市と山本町と多賀城。
そして、10月には川崎にも新しい店ができる。
手作りの凝ったピザを出す。
店によってはパスタも出す。もちろんパスタも手作り。
福祉施設がレストランをすると、障がい者の自立支援ということが前面に立ち、味や素材などは二の次になるというのが、日本では多いように思う。
でも、ここのピザは、じつに本格的なのである。

がぎゅうベーカリーというパン屋さんもやっている。
これが、さらに出色である。
日本産の小麦粉ゆきちからを使って、安全を確保しながら、おいしいパンを焼き上げる。
日本の小麦粉はパンに合わないといわれているが、このゆきちからを使ったパンはとてもおいしい。
ひくてあまたで、ほとんど売り切れる。
仙台の生協でもおいてくれ、たいへん人気が高いという。
障がい者が作ったパンだから売れるのではない。
安全で、おいしい。だから、地域の人たちは買ってくれるのである。
午前中の講演会場でもパンが売られたが、あっという間に売り切れた。

虹の園には、頼もしい応援団がついている。
パンづくりは、竹山先生という人がずっと面倒をみてくれている。
障害のある人たちに、繰り返し、繰り返し、手をぬかずに品質の高いパンをつくることを教え続けている。
一度、教えたら終わりではなく、ずっと教え続けているというのがいい。

虹の園が作るお弁当も評判がいい。
ごはんは、契約農家に低農薬でお米を作ってもらっている。
おかずの野菜は、地場産の野菜をふんだんに使っている。
冷凍食品を使わず、全部手作りなのだ。
地域の人や議員さんたちが会合をするときに、このお弁当を注文してくれるという。
これも、たいへんな売れ行きなのである。

L1070499 お弁当の指導は、星先生という、食の専門家がずっとコーチングをしている。
星先生は、ぼくが虹の園に顔を出すと必ず、季節のおいしいものを届けてくれる。
今日は、白魚とふぐの煮付け。
白魚は、その日の朝、七ヶ浜で上がったもので、これが今まで食べた白魚より、大きくて立派でおいしいのである。
ふぐの煮付けは、漁師のまかない食だという。
「先生にはしゃれた料理より、地元の漁師たちが食べているもののほうが喜ばれると思って、作ってきました」
なんともお見通しなのである。

1日2回の講演をし、講演の後、来場してくれた人に、サインをした。
この日一日でしたサインは、800冊だった。
今まで、多いときでだいたい500冊だったが、この日は特別多い。L1070500

ブラダン・コチのクラシックCD『ふるさと~プラハの春』も、飛ぶように売れた。
発売から1カ月で1000枚を超えた。
すごい勢いである。
各新聞社でも紹介をしてくれたおかげで、たくさんの人が応援してくれる。じつにありがたいことである。
この収益は、イラクの白血病や小児がんの子どもたちの医療費として、大切に使わせていただく。

忙しい一日であったが、まっちゃんと久しぶりに会えたし、今年も虹の園の応援団長を務めることができた。

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