加賀乙彦さんと対談
加賀乙彦が、岩次郎小屋へやってきた。
文学者である。
『フランドルの冬』『帰らざる夏』『海霧』『湿原』など、大作の小説を書いてきた。
最近も、集英社新書から『悪魔のささやき』という刺激的な新書も出している。
今も超大作を書いている最中だという。
もともとは精神医学者である。
作家と精神医学の二足のわらじをはいていたが、揺れながらも、文学へ飛び移ったという。
ぼくの母校の東京医科歯科大学の精神科の助教授もしていた。
ちょうどぼくが入った年に、上智大学の文学部に移ったので、ぼくは加賀乙彦の精神科の授業は受けていない。
なんとなくすれ違った。
岩次郎小屋には、ある雑誌の対談のためにやってきた。
ぼくの『がんばらない』や『病院なんか嫌いだ』など、いくつかの本を読んできてくれたようだ。
息子さんに「おもしろいぞ」とすすめられたという。
なんとなく、会いたいだけでなく、岩次郎小屋も見たいということで、岩次郎小屋で対談をする運びとなった。
「おもしろかった、いい時間だった」
ニコニコして帰っていかれた。
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