新型インフルエンザに負けない①
~~おそれすぎない~~
新型インフルエンザが猛威をふるっている。
新型ウイルスは、H1N1で弱毒型である。
ヘマグルチニンというHが5つとか、7つとかつく形は、強毒になることが多い。
鳥インフルエンザの多くは、この形である。
しかし、鶏インフルエンザは人間には感染しにくい。
鳥インフルエンザのウイルスも人インフルエンザのウイルスも、豚には感染しやすく、両方のウイルスが豚の体の中で混ざって新型ウイルスが発生することが知られている。
これが、豚から人へと感染し出した。
今回の新型インフルエンザウイルスは、弱毒である。
しかも、タミフルやリレンザが効くのであまり心配することはない。
もちろん、日本にもちこませないための水際作戦も意味があるが、これが失敗したとしてもおそれることはない。
これから夏になっていくと、ウイルスは繁殖できなくなっていく。
まちがいなく下火になるだろう。
しかし、油断はできない。
1918年に4000万人近くが亡くなったスペイン風邪も、同じH1N1の弱毒型だった。約2年間で3回ほど流行している。
波があるのである。
今回はあまり大きな問題にならず、夏とともに下火になるだろうが、このあとに大きな波がやってくる可能性はある。
そのときのために、タミフルやリレンザの備蓄は必要である。
今いえることは、おそれすぎないことである。
今の状況は、季節性のインフルエンザに準じた対応でもいいはずである。
パニックにならないことである。
感染した人を責めないことである。
インフルエンザは、飛沫感染、空気感染をする。
ウイルスをもっている人がせきをすれば、2~3mの周囲にはウイルスが存在している可能性がある。
周りの人は、それを吸い、ウイルスを付着させることがある。
1、2個程度のウイルスが付着しても、ふつうの体力をもっていれば、感染しない。
おそれず、きちんとうがいや手洗いを徹底することが、感染予防になる。
女性は、のどをがらがらさせるうがいを恥ずかしがるかもしれないが、しっかりのどをがらがらさせて、うがいをしよう。
そうすれば、今の段階では、それほど新型インフルエンザをこわがる必要はない。
むしろ怖いのは、「新型インフルエンザは怖い」という、空気に感染することである。
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