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2009年6月28日 (日)

発見!特Bグルメ(56) 鍋焼きうどん

松山市のアーケードからちょっと外れた路地にある、ことりという鍋焼きうどん屋さんにいた。
創業昭和24年というから、かこれこ59年。
おじいちゃんとおばあちゃんがお店をてきぱきと商いをしている。
おいしいと評判。

行ってみてびっくり。
座って10秒ほどで、鍋焼きうどんが出てきた。090627
前もって電話をしたので、そのためかと思ったが、隣のお客さんが座ってからな鍋焼きうどんが出るまで、時計で測っていると13秒だった。

よく考えると、この店には鍋焼きうどんしかない。
若い人なんかは、それに稲荷ずしを追加する。
選択の余地がない。だから、早い。
本当の、ファストフードである。

また、器がいい。
陶器のようなしゃれたものではない。
昔のお弁当箱や、飯盒のようなアルマイト製である。
それがすすけて、でこぼこしていて、使いこんでいる。
なんとも哀愁があり、いい味をしている。
そこで、お年寄り夫婦が一生懸命切り盛りしている姿は、なんともかっこいい。

揚げと肉がのっていて、実にだしがうまく出ている。
とてもうまい。
値段も460円。
さだまさしの歌を思い出すような値段である。
さだまさしの歌は、490円のものが次々と歌われるが、そのなかには出てこない。

B級グルメの王様のようだ。
お客の回転がいい。
お金の支払いも、うどんが出たところで済ますので、老夫婦でも効率的に動ける。
ことりの鍋焼きうどん。
松山に行った際には、おすすめである。

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