発見!特Bグルメ(55) 鶏飯弁当
先週末、高崎に講演に行ったとき、主催側のスタッフが用意してくれたお弁当が大ホームランであった。
登利平(とりへい)の鶏飯弁当。650円。
鶏肉をものすごく薄く切って、たたいて、煮て、ごはんの上にのせたシンプルなものであるが、実においしいのだ。
ぼくは全国各地を講演であるいているが、主催側はぼくに気を使って、ある程度贅沢なお弁当を用意してくれていることが多い。
てんぷらやお刺身なんかがついているやつである。たぶん、値段も高い。
でも、こういうお弁当はどこでも食べられる。
ぼくの好みは、その土地でしか食べられないもの。値段は安くても、おいしいものに出合えると幸せになる。
今回、高崎の主催者が用意してくれた鶏飯弁当は、まさにぼくのツボにぴったりだった。
久しぶりの大当たりである。
とても気に入った。
だが、この鶏飯弁当に決定するまで、スタッフはずいぶん迷ったようだ。
750円の炙り豚のお弁当も候補に挙がり、用意してくれていたらしい。
ぎりぎりまで悩んだ末、やっぱり鶏飯だろうということになったが、750円のちょっと肉が厚いほうか、650円の肉が薄いほうかで、また議論になった。
喧々諤々のあと、安くても、肉が薄いほうが味がよく浸みておいしいのではないかということで、「勇気をもって」安いほうの鶏飯弁当にしたという。
大正解であった。
ぼくもこの鶏肉の薄さがとても気に入った。
立派な肉が入っている高いほうの鶏飯弁当より、おいしいのではないかと勝手に想像している。
うれしくなって、この鶏飯弁当のことを講演で話したら、来場者の方たちが帰りに買いに走ったらしい。
お弁当屋さんも、予想外の繁盛に驚いただろう。
この鶏飯弁当は、講演のお弁当で久々の大ホームラン。
岡山県のホルモンうどんに匹敵するくらい、パンチ力があった。
B級グルメばんざい!
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