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2009年7月26日 (日)

書くこと、物語ることの意味

月刊誌「国文学 解釈と鑑賞」8月号で、明治大学教授の林雅彦教授に聞き役になってもらい、おもしろい対談をした。
文学部の教授を相手に、鎌田が「物語ることの大切さ」を語ったのである。
文学とのつきあいについても、述べた。
特集が生と死を考えるというテーマだったので、38億年続いている命の話をしながら、生と死の話を語った。

書くことの力についても話した。
ぼくは以前、「良い加減」の話を書いているうちに、そんなにかっこよく、立派に「良い加減」を目指す必要はないのではないか、と考え方が変化していったことがある。
そして、「いいかげん」でもいいんじゃないか、と思い『いいかげんがいい』(集英社)をまとめた。
好きなことにこだわり、生きていくこと。
そんなふうに生きられれば、いいかげんだろうが、自堕落だろうが、どうしようもなかろうが、生きていりゃいいんじゃないかと気がついた。
書くことを通して、考え方が変わってきたのである。
書くことや、物語ることについて、鎌田流の考え方の展開をした。
ぜひ読んでください。

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