われわれはどこから来たのか⑫
~~腰椎の凹突起~~
サルと人間との明確な違いは、直立二足歩行ができるか否かである。
人間は、直立二足歩行することによって、視野を広げることができた。
危険から身を守ることができ、イメージすることができ、500グラムの脳が1250グラムほどに重さを増していく。
そして、イメージを広げながら、共同幻想という抽象的な、仲間とか社会とか、家族というものを生み出した。
並行して、叫び声や感動の声が言葉になっていく。
なぜ直立二足歩行ができるようになったのか。
おそらく突然変異で、腰椎の凹突起という骨ができ、腰をしっかり支え、安定して立つことができた。
これが人類の進化の大きな要素である。
この凹突起の突然変異が起こらなければ、人類は地球上に広がらなかった可能性が高い。
| 固定リンク