発見!特B級グルメ(63) ヨーロッパ軒のソースカツ丼
福井市の片町にあるヨーロッパ軒は、90年以上続く老舗の洋食屋である。
3代前の初代の店主が、ベルリンで修業し、そこで学んだウスターソースを日本人の好みに改良して、ソースカツ丼をつくったという。
ソースカツ丼といえば、駒ヶ根のソースカツ丼。
違いは大きく2つある。
一つは、刻んだキャベツ。駒ヶ根ではご飯の上に、カツとともにのっているが、ヨーロッパ軒ではほかの皿に付け合せとしてつく。
もう一つは、カツの厚さである。
駒ヶ根のほうは、分厚い。厚さで勝負しているようなところがある。
これに対して、ヨーロッパ軒のは薄い。8ミリである。
この8ミリという薄さが、ちょうどいい歯ごたえになるということで、こだわっているようだ。
そういえば、ヨーロッパのカツレツは、肉をたたいてたたいて草鞋のように薄くのばしている。
ヨーロッパ軒のソースカツ丼には、そんなヨーロッパのカツレツ文化のDNAも感じられた。
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