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2009年9月15日 (火)

発見!特B級グルメ(75)

博多の中州川端というところにある博多味処いろはという水炊き屋さんに行った。
地元では有名らしい。

L10800501年に2、3回、福岡に行くが、博多というとどうしても博多ラーメンを食べてしまう。
子どもから水炊きをすすめられてはいたが、なぜか食指が伸びなかった。
食わず嫌いはいけないといいながら、ちょっと思い込みがあったようだ。

ぼくは、お米が好きで、カツ丼とか天丼とかカレーライスとか、ご飯もののB級グルメが大好き。
だから、水炊きは今までノーサンキューだった。

だが、今回、娘のすすめる店で食べてみた。
うまいのである。
まず、韓国料理のコムタンのような、骨と骨髄の出汁がらで白くなったスープに、かしわが入った鍋がやってくる。
目の前で、熱々のスープだけをすくってくれ、そのなかに柚子胡椒を入れて飲む。
この柚子胡椒がぴったり合う。
これがなかったら、茶碗半分くらいでもういいと思うが、柚子胡椒のおかげで、3杯ほどおかわりをした。
気に入った。

次に、鶏肉のつみれをポイポイと鍋に入れていく。
さらにキャベツやえのきだけ、豆腐、ネギ、ニンジンなどが投げ込まれる。
鶏のつみれは絶品であった。
とにかくうまい。
こんなに食べきれないのではと思っていた量のつみれや野菜が、みるみるうちになくなっていく。
胃にも負担なく食べきれた。

代謝効率のいい体をしているぼくは、食事の途中で頭から汗が噴出してきた。
水炊きの温かさと、柚子胡椒の辛味が、おそらく全身発汗を起こしているのだと思う。

鍋に入れた豆腐にも、柚子胡椒を少し塗って食べると、これがまた抜群にうまい。
最後は、うどんかちゃんぽんめん、ごはんのなかから選ぶが、もちろんぼくはごはんを選んで、おじやにして食べた。

博多のいろはの水炊き。
B級とは言えないが、B級をちょっと超える特B級の真骨頂であった。

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