新型インフルエンザに負けない21
~~強い感染力~~
8月、81歳の方が新型インフルエンザでなくなった。
このとき、入院している患者と医師と看護師ら6人に院内感染した。
名古屋のある高度医療の病院で、である。
同時に、研修に来ている他院の医師にも1人感染した。
この他院の医師と、食事を一緒にしたその病院の医師にも感染している。
1人の患者さんから、感染に対して知識のある現場の医師たち8人に感染したという事実をみると、新型インフルエンザウイルスの感染力は並大抵のものではないと思う。
弱毒で、一般の人が思うほど怖いものではないが、免疫がないために感染力が非常に強いということは自覚しないといけない。
かぜっぽくなった人は、新型インフルエンザの可能性も考えて、人前に出ないようにすること。忙しくても、同じ仕事をするチームや周囲の人のことを考えて、休むことである。
今日から医療従事者のワクチン接種が始まったという。
新型インフルエンザは、感染力が強いので、医師や看護師たちは感染の危険が高い。
そうでなくても、医師や看護師たちは、小泉元首相や竹中平蔵さんたちの医療費抑制政策で、悪条件のなか、国民の命を守るために前線で働いている。
命がけで働いている医師や看護師たちを、もっと大事にしたほうがいいと思う。
冬場になると、どの病院もベッドが不足しがちになる。
それにくわえて、これから新型インフルエンザが大流行すると、高度医療の病院ではベッドだけでなく、重症の患者を診るための集中治療室も不足することは容易に想像できる。
一度、人工呼吸器につなげると、外せるようになるまで時間がかかる。
この4、5年小泉さんたちにいじめら続けた病院は、人工呼吸器の台数にも余裕がない。
次々に重症の呼吸不全の患者さんが発生したときは、高度医療の病院は十分、対応できるだろうか。
新型インフルエンザは、ほとんどが軽症ですんでしまう。
だが、まれに肺炎や脳炎を起こす患者さんがいる。
その重症の人に対して、できるだけ早く、きちんと対応できるシステムを構築していく必要がある。
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