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2009年11月21日 (土)

やすらぎの丘20周年記念

老人保健施設やすらぎの丘の20周年を記念した集いがあった。
たたきつけるようにな雨のなか、ありがたいことにたくさんのボランティアや町の人、このブログを読んで駆けつけてくれた人が集まってくれた。

0911141image442 鎌田は「あたたかい介護とは」いうミニ講演をした。
メインエベントは、鎌田の同級生でリハビリ専門医の長谷川幹先生と妻の幸子さんが講演をしてくれた。
テーマは「リハビリ医の妻が脳卒中になったとき」
幸子さんは、脳卒中をおこし、たいへん重い失語症となった。
当時、大学病院で看護師長をしていた。
言葉の理解も言葉を発することもほとんどできなくなった。
どのように病気や障害を克服したかが、医師、患者、夫、妻の立場で語られた。
たいへん感動的な話だった。
当時を思い出して、2人が声をつまらせることもあった。

長谷川幹は「なんとかなる」とずっと、患者である妻の主体性を大事にした。
奇跡はおこった。
幸子さんは、失語症を克服し、職場に復帰し、いままで以上に努力した。0911142image443
夜間大学にも通った。
自分のなかにおきたことをさらに論理的に言葉で伝えることによって、自らが所属する看護部のパワーアップに役立つと考えたのである。
ある時期は、大学病院にとってもっとも大切な医療安全管理部の副部長になった。要職についたのである。
病気に勝ったのである。

講演の後は、入所者やデイサービス利用者と「やすらぎの丘」20周年をお祝いし、夜は古いスタッフたちが集まってくれて、懐かしい時間を過ごした。

写真は、懇親会にも出席してくれた長谷川幹・幸子夫妻(上)と、以前、やすらぎの丘で働いてくれてたスタッフとのツーショット

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