サブリーンの追悼式
12月2日19時から、新宿のカタログハウスにて、サブリーンの追悼式を行う。
サブリーンは、目のがん網膜芽細胞腫になり、今年10月16日、イラクのバスラで亡くなった。15歳だった。
貧しくて、学校に行ったことがなかった。
入院して、病院のなかにある院内学級がはじめての学校だった。
そこで、JIM-NETのイブラヒム先生から字や絵を教わった。
絵を描くことが好きになった。
片目を摘出したが、もう一方の目でともかわいい絵をたくさん描いた。
ぼくたちJIM-NETは、イラクの病気の子どもたちの薬代を得るために、毎年、バレンタインチョコレートを売っている。
そのチョコレートには、サブリーンをはじめイラクの病気の子どもたちが描いた絵を添えてきた。
今年は、サブリーンの絵をプリントした缶入りチョコレートを販売する。
缶は4種類。中には、六花亭のおいしいチョコ3種類が10個入っている。
缶もかわいく仕上がった。
サブリーンはがんが全身に転移し、亡くなる前の意識が亡くなろうというとき、
「私は死にます。でも幸せです。私の書いた絵がチョコレートの缶にプリントされ、それがイラクのほかの白血病の子たちの命を救うからです。みなさんありがとう」と言って亡くなっていった。
サブリーンのやさしい心を、チョコレートのともにみなさんに届けたいと思う。
追悼式は、参加自由。すべての人を歓迎する。
JIM-NET事務局長の佐藤真紀さんがサブリーンの思い出を語り、鎌田實が追悼の詩を読み上げる。
サブリーンの絵やポスターなども展示する。サブリーンが特に好きだった、赤い花の絵もある。
みんなでサブリーンを思い出しながら、イラク戦争はなんだったのか、静かに語り合いたいと思う。
ぜひ、たくさんの方、おいでください。
バレンタインチョコレート募金については、こちらをご覧ください。
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