『言葉で治療する』本日発売
週刊朝日で連載していた「言葉で治療する」が、一冊の本にまとまった。
「頑固だからがんになるんだ」
「うちは看取りはやりません」
「出て行ってくれるなら、紹介状は書きます」
信じられないような言葉を、医療従事者から浴びせられて、傷つく患者。
きちんとした説明もなく検査ばかりが続き、結局、「この病院に死にきた」と言って亡くなっていった人もいる。
医療現場では、言葉が粗末に扱われている。
平気で心を傷つけたり、コミュニケーションを断ち切ったり。
しかし、その半面、言葉には人を癒す力がある。治療する力がある。
医師や看護師など医療の現場の人間、そして医療を受ける患者さんにとっても、何か救いの道ははないだろうか。「言葉」を通して、解決策を探っている。
『言葉で治療する』(朝日新聞出版、1260円)、本日発売です。
ぜひ、お読みください。
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