来年は、道具の道具にならない年に
「人間は自らつくり出した道具の道具になってしまった」
180年ほど前のH・D・ソローの言葉はまったく古びていない。
ソローは、アメリカのウォールデン湖のほとりに丸太小屋を作り、自然と一体となる生活をした。
彼は、ものに支配されない生活を目指し、森の中に入った。
自給自足の生活を試みた哲学者である。
彼が著した『森の生活 ウォールデン』を読んでいる。
2009年はまさに、人間が自らつくり出した道具に使われる存在になったことを強くつきつけられる年だった。
人間が豊かに生活するための経済システムのはずが、人間は、その経済システムの道具になり、さらには餌食にされている。
朝4時半に起きると、この時期、外は真っ暗。
夜明けは6時15分くらいである。
夜が明けると、音楽をかけ、コーヒーをわかし、読書をする。
今年3月にイースター島からタヒチへと船の旅をしたときのインスピレーションなどをもとに、詩集をつくっている。
悪戦苦闘中である。
深く、深く、考えながら、新しい年を迎えたいと思っている。
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年末年始は、こちらの月刊誌を!
12月発売の月刊「日経マネー」2月号の鎌田の連載はなかなかおもしろい。
外国人投資家の心をどう動かすかという展開をした。
相変わらずウエットな資本主義にこだわりながら、この国の経済がどうしたらよくなるか考えている。
12月発売の月刊「がんサポート」では、脳機能科学者の苫米地英人さんと対談している。
がんばるのをやめるとIQが上がると言うトマベチと、どのように脳を味方につければ、がんと闘えるか語り合っている。
ぜひ、ご覧ください。
では、みなさん、よいお年を!
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