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2009年12月18日 (金)

イラクの識字率

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先日、松本で、バグダッドのマンスール小児病院の2人のドクターによるイラクの現状報告会が行われた。
イラクは石油があり、かつて豊かな国だった。
教育も行き届いていると思っていたが、識字率が77%と聞いて驚いた。
Img_0051 23%の人が字が読めない。
世界をみると、まだまだ子どもに勉強のチャンスが完全に与えられていない。
これをなんとかしないといけないと思う。

今年のバレンタインチョコレートの缶に絵を描いてくれたサブリーンは、病気になるまで学校に行ったことがなかった。
目のがんになり、病院の院内学級ではじめて字を教わったという。
しっかりとデータをみているわけではないが、もしかしたら、女の子だからという理由で学校に行かせていない家庭もあるかもしれない。Img_0058
もちろん、根本は貧困があってのこと。
男女差の問題が横たわっているのかもしれない。
来年2月、イラクに行ったときには、このことの調べてくるつもり。

写真は、バグダッドから信州大学に研修に来たイラク人ドクター。
マーゼン・ジャドリー医師(男性)と、ナジャハ・アミーン医師(女性)

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