手作りカレンダー
ぼくが応援している宮城県角田市にある虹の園の、2010年のカレンダーができた。
虹の園は、障害者たちの自立を支援している社会福祉法人。
東北沿線上に講演に行ったときには、ここに立ち寄りミニ講演会をしている。
すてきな味わいのあるカレンダーである。
障害のある人たちがケナフを栽培し、その繊維から紙をつくり、手刷りをしている。
虹の園では、障害のある人たちの自立を目指している。
こうしたおいしいピザやパン、お弁当、そしてカレンダーを販売することで、月額3万5000円の給料を払いたいというのが目標である。
月額3万5000円の給料があれば、障害年金とあわせて10万円くらいの収入が確保される。
親が年をとったり、面倒をみれなくなったとき、施設に入るにしても、地域で自立していくにしても、生きていけるのが、この10万円というラインなのである。
虹の園では、お弁当をつくり、たいへん好評である。
直営のぱぴハウスではおいしいピザが食べられる。
ここのピザは、贅沢なチーズと地元の魚やつぶ貝などをふんだんに使ったものなど、オリジナリティーがある。
ぼくの親友である、まっちゃんという障害のある青年が焼いている。
12月23~25日の3日間は、クリスマススペシャルピザが販売される。
ローストチキンに生野菜たっぷりの限定ピザで、毎年行列ができるという。
冬の間は、ヤーコンのピザや、とろろのピザも評判である。
売り切れ続出は、国産小麦ゆきちからを100%使った食パンやフランスパン。
ゆきちからという小麦は、パンを焼くのが難しく、ちょっと手を抜くとおいしいパンにはならない。
武山先生の指導を受けながら、障害のある人たちが丁寧につくっている。
パンは焼けあがるそばから、あっという間に売れる。
写真は、そのゆきちからを使った食パンとフランスパン。
ちょっと感動ものの本格的なパンである。
来年1月9日には、ぱぴハウス川崎店と、がぎゅうベーカリー川崎店が、宮城県の川崎町にオープンする。
おいしいピザとパンを食べたい人は、ぜひ。
福祉の店だから、というのではなく、ホンモノのおいしさで勝負している。
ケナフのすてきなカレンダーは1部2100円。
問い合わせは電話0224-63-1481。
気に入っていただければ、ぜひ買ってください。
自立を目指す障害のある人たちの応援になります。
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