今年は御柱祭の年
今年はなんといっても、7年に1度の御柱祭の年。
今から燃えている。
右の写真は、ぼくたち諏訪大社の氏子がひく上社の御柱が、木落としの坂の上に立ち上がったところ。
この角のようなところに人が乗って、木落としをする。
角が折れて、大怪我をする場合もある。
丸太に引き込まれて亡くなる人もいる。
バカな祭りだ思いながらも、次回まで御柱には乗れないと思うと、ついつい無理をしてしまう。
7年に1度だから、町をあげて燃えてしまう。
祭りのときは、御柱街道にある並ぶ家々は、客でごったがえす。
御柱貯金というのが、そのお金でご馳走をし、客を接待するのである。
寄っていけ! 飲んでいけ! 食べていけ!
この御柱街道を歩くと、次から次へと声がかかり、大騒ぎである。
一軒でご馳走になって出てくると、隣の家が待っている。
4月の2~4日の3日間は山出しといい、八ケ岳から町の中まで、人力で木を引いてくる。
木落としがそのハイライトである。
原天明さんという有名な俳人が茅野にいる。
ぼくの患者さんでもある。
原天明さんは、諏訪中央病院のロビーにロダンの彫刻を寄付してくれている。
彼の俳句がいい。
神の木を神の子がひく御柱
上社の里曳きは、5月2~4日。
下の写真は、諏訪大社に奉納して、建御柱をするハイライトのところ。
鎌田は御柱の先頭に立たせてもらった。
めどでこに乗るためには、脚力と腹筋が大事。
とにかく、体を鍛えて、ちゃんとした格好をして来いと、いろんな人たちから声をかけられている。
今から、御柱に向けて、足腰を鍛えておきたい。
今年も経済は厳しい状況が続くと思う。
しかし、萎縮しないで、みんなでわいわいがやがや楽しみたい。
こんなときこそ、心をあたためて、お金を回転させたいものである。
祭というのは、とてもいい仕掛けである。
毎年はこんな祭をやっていると疲弊してしまうが、7年に1度だからこそ、みんながどんと盛り上がれる。
そうやっても町を活性化させ、経済を動かし、人と人のつながりをつくっていく。
日本中をそんな年にしたいと思っている。
今夜、午後8時~NHKBshiの「にっぽん巡礼」に出演する。
すばらしい番組なので、ぜひ、ご覧ください。
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