雪の朝、小室等を聴く
いつもより早く起きた。
目覚まし時計を見ると3時。
目覚ましをかけたことはない。
自然に起きるままである。
起きて何をするわけではない。
とにかく、目が覚めたら、ベッドから這い出る。
なんだかとても静か。
岩次郎小屋の周りに音がないことに気がついた。
カーテンを開ける。
暗闇の中に、白いものが落ちてくる。
雪。
夜中から雪になっていたのだ。
コーヒーを沸かす。
CDをかける。
今日は、小室等さんと娘のゆいさんのユニット「ラニアップ」
「おまけ」という意味らしい。
CDのタイトルは「ここ」。
小室等やこむろゆいの作詞作曲にまじって、
谷川俊太郎や中原中也、石川啄木などの詩に曲がのっている。
親子の静かなハーモニー。
親子だからか、どこにもでしゃばったところがない。
静かに、爽やかに、とつとつと、つぶやくように。
エンディングの曲が流れてきた。
「ここ、エピローグ」
静かな夜明け前のこんな時間に、
小室等の曲を聞いている人は、世界でたった一人かもしれない。
なんて思いながら、コーヒーを飲んだ。
外は雪。
いま、ぼくはここにいる。
雪の岩次郎小屋に。
小室等さんとは2回、チェルノブイリの旅をした。
小室等さんの作った「ベラルーシの少女」というシングル版のCDは、とてもすばらしい。
ぜひ、聴いてみてください。
お問い合わせはJCFへ。
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