JCFから
1986年のチェルノブイリ原子力発電所爆発事故により、深刻な被害が起こった。
日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)は1991年の設立以来、子どもたちに医療救援を続けてきた。
このところベトカという高汚染地区を力を入れて支援している。
そのベトカの地区病院の病院長ナージャ先生をJCFの講演会に招くことになりそうだ。
理事会では許可してもらった。
ベトカは、原発事故から24年たった今も、60~100キュリー以上の高い汚染が残っている。
各地の路上調査では、町の中心部はだいじょうぶだと認定されていたが、2009年の調査では町の中心部もかなり放射能汚染されていることがわかった。
シンチレーションボディカウンターで調べると、新たな体内被曝者が人口2万人の町で、50~60人発生している。
今後も子どもたちの健康被害について注視したいと思っている。
講演会は4月25日の予定。JCF京都が中心になってすすめている。
さらに、JCFはJIM-NETと連携をとって、イラクの子どもの医療支援も行っていく。
今、3人の事務局員がいる。
1人はアラビア語に堪能な加藤青年で、ヨルダンの事務局にいる。
加藤君はいまアルビルに入り、来月のJIM-NET会議の準備をしてくれている。
JCFは今年も元気。
今後ともご支援、よろしくお願いいたします。
JCFの活動はこちらをご覧ください→http://www.jca.apc.org/jcf/home.html
写真は、ヨルダンに脱出したイラクの子どもを、鎌田が診察しているところ。
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