孫に贈った絵本
柳田邦夫さんに触発されて、絵本を読むようになった。
最近、読んだおもしろい絵本は『漂流物』」(デイヴィッド・ウィーズナー、BL出版)。
いっさい言葉がない。
冒険心をもった子ども時代を思い出す。
夢とか、新しい物語とか、海の底とか。
すてきな絵で楽しくなる。
2007年、コールデコット賞を受賞している。
『ちへいせんのみえるところ』(長新太、ビリケン出版)
長新太の作風はシンプルで豪快。
すべてのむだを省いている。
物事は簡単に考えればいいんだと、元気をくれる本である。
この本はいつか、孫にプレゼントしようと思っている。
絵が美しくておしゃれな絵本の代表は『せんをたどって』(ローラー・ユンクヴィスト、講談社)。
線をたどって海や空や森へ行く。
おしゃれな発想である。
うきうきして楽しくなる。
現代感覚もいっぱい。
この絵本は、2009年クリスマスに、3人の孫のうちの1人に贈った。
生まれたばかりの孫、小さな赤ちゃんにプレゼントしたのは『あかまるちゃん』(デビッド・A・カーター、大日本絵画)。
飛び出す絵本である。
子どもがびっくりし、にこにこしそう。
もう一人、小さな女の子にプレゼントしたのは、『ロンバーちゃんとふうせん』(酒井駒子、白泉社)。
昔から、酒井駒子のかく女の子が好き。
世の中にはいい絵本がいっぱいある。
大人が読んでも、もちろん楽しい。
柳田邦夫さんからは、『100万回生きたねこ』や『わすれられないおくりもの』『ヤクーバとライオン』など、おもしろい絵本を教えてもらった。
柳田さんからは、人生を考える大人が読む重い絵本を教えていただいた。
ぼくはどちらかというと、軽くてあたたかくなるような絵本が好き。
好きな絵本を1、2冊、大人になっても持ち続けているというのも、おしゃれな生き方かもしれない。
写真は、以前、柳田邦夫さんが講演のため、諏訪中央病院にきてくださったとき、屋上テラスで撮ったもの。
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