あけましておめでとうございます
今年の、ぼくの年賀状です。(クリックすると大きくお覧いただけます)
院長時代は1000枚近かった年賀状も、だいぶ減って600枚。
今年は、イラク北部に支援の拠点をつくり、戦争で傷ついた子どもたちの医療支援にますます力を入れていきたいと思っている。
2月17、18日には、北イラクのアルビルでカンファランスを開く予定。
イラクのドクターは30人ほど、参加を希望している。
日本からは10人ほどが参加する。
アルビルにいるJCFの加藤君と、ドクター井下、ナース川添が現地で、すでにカンファランスの準備を進めてくれている。
サブリーンは、がんになって右目を摘出した。
11歳から、彼女をサポートしてきた。
はじめは人生をあきらめているような顔をしていたが、次第に輝いて、美しい女の子になっていった。
妹と撮ったこの写真は、とてもいい表情をしている。
昨年10月、15歳で亡くなったとき、その顔はおだやかで美しかった。
サブリーンは、自分は死ぬけれど、ほかの子どもたちを助けてほしいという言葉を遺していった。
ぼくたちは、そのサブリーンの気持ちを、何とかかなえなければならない。
年賀状にも、バレンタインのチョコレートのことを書いた。
ぜひ、たくさんの方にご支援をお願いしたいと思っています。
昨年末、イラク戦争についての意見書を政府に進上した。
イラク戦争によって、たくさんの子どもたちが被害に遭った。
本当にイラク戦争は意味があったのか。
イギリスは検証を始めようとしている。
もともとフランスはイラク戦争について、客観的なポジションをとっている。
日本は日本の検証をしないといけないと思う。
透明性の高い、自立した国・日本に、今年こそなれるといいと思っている。
本年もよろしくお願いいたします。
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