« コソボフィル | トップページ | 諏訪中央病院 施設の特徴と業務の概要5 »

2010年2月10日 (水)

どうしたニッポン

トヨタが「ブレーキの不具合」問題で、日本でもリコールを届け出た。
欧米では、高温の場所に長時間駐車すると、ペダルが動きになくくなるという苦情が2007年にあった。
にもかからず、改善することができず、1000万台ものリコールが発生している。

2007年ごろといえば、トヨタは、1兆円近い利益を生み出しそうな勢いをもちながら、世界一にのしあがるべく、事業拡大をしていた。
世界一になりたかったのだと思うが、トップを走れば風圧が強くなる。
トップ集団のなかにいても、もう数年は3位くらいに位置して、急激な工場拡大などせず、手綱を抑えながら、第3コーナーをまわるべきだったのではないかと今から思えば思う。
資本主義の企業であるから、生産台数がトップにならなくても、利益率がトップならいいのにとも思う。
もちろん、円高という魔法で錯覚をしていた面もあったと思う。
GM車よりもクオリティーが高く、作れば売れると思い込んだのだろうか。

今後、トヨタは間違いなく復活をしてくる。
ただし、復活に時間にかかると、電気自動車時代をトップで走っていくのは難しくなる。
若手のベンチャー企業が巨大なファウンドを集め、中国などの巨大なマーケットを相手に成功を収める可能性がある。
体勢を立て直すなら、この1、2年が勝負。
でなければ、世界の自動車革命のなかでおいてけぼりになってしまう。

そのいい例は、日本のソニーやパナソニックと、サムソンとの関係である。
5年ほど前は、サムソンの製品は買いたいと思うものがなかったのに、あっという間にサムソンがソニーをぶっちぎり、パナソニックよりも世界的に評価され、どうみても日本の電気メーカーが青息吐息であるなかで、年間8500億円の利益を出している。
圧倒的にサムソンが世界で台頭している。
このことは7年ほど前にヨーロッパに行ったとき、強く感じた。
もうソニーの看板も、パナソニックの看板もなかった。
ロシアでも、圧倒的にサムソンの看板は目立っていた。
そのころは、日本のメーカーのほうがいいものを作っているのに、何をやっているのかと思っていたが、あっという間にサムソンが世界進出したのである。
技術は負けていないのに、世界戦略が弱い。

北イラクはいま復興ビジネスがたいへん盛んである。
世界の大企業がマーケットとして入ろうとしているなかで、日本の企業の動きは実に弱い。
若者の雇用を考えたときに、日本の企業が元気でいることは大事。
政府と企業がもっと連携を密にして、もう一度世界の先頭集団に割って入るようなアクティビティをもつべきだと思う。

|

« コソボフィル | トップページ | 諏訪中央病院 施設の特徴と業務の概要5 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事