鎌田實の一日一冊(57)
『妻を看取る日』(垣添忠生著、新潮社)
国立がんセンターの名誉総長が著者である。
妻が、肺線がんや甲状腺がんになって、治療した。
最後は肺小細胞がんが見つかった。
妻も希望し、著者もそれを是として、自宅で看取ることにした。
看取った後、3ヶ月間ほど、うつうつとした状態になった。
浴びるように酒を飲んだ。
どんなにグリーフケアが必要か、身をもって感じたという。
そして、立ち上がった。
妻を看取って、再生するまでの日々が書かれている。
妻は12歳年上。
膠原病も抱えていた。
親に結婚を反対されて、駆け落ちする。
著者が26歳のときである。
その後、親に許される。
本当に気が合ったという。
その大切なパートナーががんで亡くなっていく。
国立がんセンターの名誉総長が、自宅で看取ろうとする心がとても興味深い。
いずれ垣添忠生さんを訪ねて、対談したいと思った。
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